聴覚障害者の国際大会「東京デフリンピック」があさって開幕する。サッカー男子は開会式に先立ってあすから競技が始まる。キャプテンの松元卓巳選手(36)はデフリンピック4回目の出場となるゴールキーパー。日本選手団の旗手を務める。デフサッカーは補聴器などを外してプレーするため、手話やアイコンタクトでのコミュニケーションがより重要となる。声が届かなくても大きな声で鼓舞するのがプレースタイル。日本代表で19年プレーを続ける。以前は遠征費用がほぼ自己負担だった。海外では練習場所が確保できず、高架下で練習したこともあった。転機となったのは3年前のデフリンピック日本初開催の決定。デフスポーツへの関心が集まるようになったという。デフサッカーのユニフォームにもおととしから日本サッカー協会のシンボルマークがデザインされるようになった。今年4月には国立競技場で初めて強化試合が行われ、憧れの舞台で4000人近い観客の応援を受けてプレーした。デフスポーツへの関心が集まっている今だからこそ、聴覚障害への理解を深めてもらいたいと積極的に活動している。その1つが学校などでの講演会だが、デフリンピックで結果を残すことが何よりも重要な役割と考えている。必ず金メダルを持って帰りますと力強く語った。サッカー男子はあすから福島県のJヴィレッジで始まる。予選リーグ初戦の相手はオーストラリア。
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URL: https://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/
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