「あなたの隣人になりたい”難民”の人々と歩む」では、難民を支える支援を通して、日本に逃れてきた外国人が直面する問題に迫った。2023年、保護を求めて日本に逃れてきた外国人は1万3000人を超える。難民として認められない人も大勢いる。働いて収入を得ることを禁じられ、困難な状況に追い込まれている。3回目以降の難民申請者は、相当な理由を示さなければ、本国への送還が可能になる法律が成立。去年6月10日に施行された。スリランカ出身のアジットさんは、政治活動が原因で、命の危険を感じて来日した。難民申請をしても認められず、在留資格がないため働くこともできずに、16年間、友人の家を転々としてきた。3回の難民申請をしたため、新しい法律のもとでは強制送還の対象となる。2022年の難民認定率は、アメリカで45.7％、ドイツ・フランスで20.9％、日本で2％だった。番組では、日本の認定率が低い理由も紹介している。番組は、Eテレで21日よる11時から放送。