モーツァルトが作曲したと見られる未公開の楽曲がドイツの図書館で見つかり、きょう日本で初めて演奏された。この楽曲はオーストリアにありモーツァルトに関する資料を収集している研究機関、国際モーツァルテウム財団のウルリッヒ・ ライジンガー博士がおよそ1年前に発見し先週発表したもの。楽曲は7つの短い楽章からなり2つのバイオリンとチェロで演奏されるセレナードでモーツァルトが9歳のころに作曲したと見られるという。財団が調査を進めた結果、モーツァルトが若い時代に使用していた名前が書かれているほか、モーツァルトの姉がドイツの出版社に作品の楽譜を送ったという証言があることなどから本人の未公開の楽曲だと結論づけた。