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「IMO」 のテレビ露出情報

去年7月IMOの会合で国際海運の温室効果ガスの削減目標が2050年実質ゼロで合意された。2008年比で2030年までに20~30%、2040年までに70~80%の削減を目指すもの。神奈川・川崎市にある川崎港夜光係留桟橋には内航タンカーが係留されている。電動タンカー「あかり」は世界初の電動タンカーとなった「あさひ」に続き去年4月に就航した。運行するのは旭タンカーで、内航タンカーでは国内で約5割のシェアを占めている。開発を進めたのは旭タンカー、電動推進システムは川崎重工業が手掛けた。この船専用の給電設備を使用、約8時間でフル充電でき、ケーブルに余裕を持たせて潮の干満や波による船舶の揺れに対応している。船内の操舵室は操船をしやすいよう工夫されていて、周りを囲む機器類から操船に必要な情報が入手可能モニターでバッテリー残量やプロペラの向きと回転を確認できる。電動化によってコントロール1本で操作可能になっていて、今までの船と違うので使いづらくならないようかなり自動化を図っている。船首にバッテリールームがあり、動力源は大容量リチウムイオン電池。またプロペラは横方向に360度回転するものを採用、舵はなくなり繊細な操船が可能になっている。ディーゼルエンジンがモーターに変わることで、配置の自由度が高くなり居住スペースが十分に取れるメリットが生まれたそうだ。乗組員用のリビングを見せてもらうと、電動化で生まれたスペースで吹き抜けも確保でき居住性も上った。また振動がなく居住性が高いそうだ。船員の世界は慢性的な人手不足が続いていて、内航船員の年齢構成は50歳以上が44%を占めており高齢化が進んでおり、職場環境の改善で求職者を増やしたいとのこと。また脱炭素は、従来のディーゼルエンジンに比べ年間約500トンの二酸化炭素を削減できるという。ヨーロッパでは電動フェリーなど各国で活躍している。中国では1300人乗りの世界最大のクルーズ船が運航、船舶の電動化も進んでいる。世界初の電動タンカーの建造費はディーゼルエンジン船の約1.5倍し、燃料として電気と石油を比べると電気の方が少し高いが、付加価値を顧客に評価してもらう必要がある。また同じ燃料スペースで石油と比べると走れる距離が短いのでエネルギー密度がもっと上がらないと完全なバッテリー船は難しい、ハイブリットが外航船では主力になってくるとのこと。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年2月2日放送 9:55 - 10:00 NHK総合
ニュース・気象情報(ニュース)
船舶の安全などを管轄するIMOの新事務局長が会見し、紅海で相次いでいる船舶への攻撃を非難するとともに、周辺国や海運業界と安全強化に向けた行動指針の見直しを進めていることを明らかにした。

2023年7月8日放送 18:00 - 18:10 NHK総合
ニュース(ニュース)
IMOは国際海運による温室効果ガスの排出量について世界全体の30%近くを占めることから排出量目標を2008年に比べ2050年ごろまでに実質ゼロにすることを175加盟国全会一致で採択された。

2023年7月5日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京
モーサテ日経朝特急
世界を行き来する船舶から出る温暖化ガスを2050年までに実質ゼロにする目標で世界各国が合意する見通し。国際海事機関の会合がロンドンで始まり、閉幕予定の7日にも50年ゼロの目標で合意の見込み。IMOは海上安全や汚染などの問題に取り組む国連機関で170か国・地域以上が加盟している。IMOは18年の会合で今世紀の早い時期ゼロを目標にしていた。(日経電子版)

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