ことしの年末で2期10年の任期を終える国連・グテーレス事務総長の後任を巡っては4人が名乗りを上げている。21日、各国やNGOの代表を前にした公開討論が始まり、チリ・バチェレ元大統領は“私たちの世界と国際法に基づく秩序はかつてない緊張にさらされている”と危機感を示した上で“人間の尊厳が国連の行動の中心であり続けなければならない”と述べ、人権を重視する姿勢をアピールした。IAEA(国際原子力機関)グロッシ事務局長は“今回の事務総長選びは国連に対する巨大な疑念が渦巻くなかで行われる”とした上で“戦争と死や破壊があるところに開発はありえるのか”等と安全保障をより重視する考えを示した。22日にはUNCTAD(国連貿易開発会議)グリンスパン事務局長とセネガル・サル元大統領が公開討論に臨む予定。国連事務総長に選ばれるには安全保障理事会の推薦が必要なため、アメリカなどの常任理事国が大きな影響力を持っている他、新たな候補者が加わる可能性もある。
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