BEGIN島袋は、国頭村奥集落にある共同売店の元祖「奥共同店」を訪れた。店内には沖縄ならではのものが並んでいた。ウチカビは沖縄のお盆などで先祖にお金を送るため焚き上げる。国頭村奥はお茶の産地で、集落の農家が収穫から製品化まで行い販売は奥共同店が担っている。奥共同店が始まったのは1906年。集落の住民たちが共同出資して運営された。その後奄美地方に広がり最盛期は200軒以上にのぼったが、コンビニなどが充実したことで現在は50軒ほどに減った。奥共同店は買い物をするだけの場所ではなく、人と人をつなげる場所でもあった。