8年前に来日したトルコ出身の一家。4人の子どもがいる。末っ子は日本生まれだが在留資格がない。家族は全員クルド人で、トルコでは迫害を受けていた。来日後難民認定を申請するために両親は働くことができる一時的な在留許可を得て日本で生活し始めた。しかし3回にわたる難民申請はいずれも認められず資格を失った。政府は「小学校に通う前の幼い子どもは母国に帰れば一から教育を受けられる」としている。一家は弁護士に相談しながら政府に対して在留資格を求めている。兄たちは日本で小学校から教育を受けているが高校を卒業しても進学や就職することは困難だという。渡部典子弁護士は、取り残された人達がいる、お子さんの福祉のためという意味では同じ状況なはずなので許可されないのはおかしいと思っていると語った。