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「城里町」 のテレビ露出情報

少子化の影響で部員が集まらず廃止や休止になる部活動が増え、周辺の学校と合同チームを作って大会に出ることも最近では珍しくなくなってきている。こうした中で、茨城県城里町にある桂中学校の生徒たちは授業を終えてバスに乗り込み、隣の学区にある別の中学校の剣道部や野球部の練習に参加。自分の中学校に希望する部がない生徒がこのように通っているという。この春から始まった合同での部活動。これまでの課題は通うための足の確保だった。桂川中学校から野球部のある常北中学校へはおよそ5キロ。冬場は明かりのない田んぼ道を帰らなければならず事故に巻き込まれるリスクも懸念される。そこで城里町は無料の送迎バスを用意し、年間490万円の経費をかけて運行を始めた。県内でも珍しいという今回の取り組みは少子化の中でも学校数を維持したいという町のねらいもある。無料のバス送迎を始めた桂中学校の生徒数はこの10年でほぼ半減、81人にまで減少した。野球部はこの間に部員が集まらなくなり廃部になった。さらに最近では希望する部活動がないことを理由に隣の中学校に越境入学する生徒も相次いでいる。今回の取り組みについて関西大学の神谷拓教授は「今回のように自治体が費用を負担して送迎するのは注目される取り組み」と評価した一方、費用負担を含め、国の支援が必要だと指摘している。

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