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「埴輪挂甲の武人」 のテレビ露出情報

テーマは「東京国立博物館特別展『はにわ』」。東京国立博物館学芸研究部長・河野一隆さんが案内。埴輪は3〜6世紀に造られた素焼きの造形で、古墳(王の墓)に様々な理由で立て並べられた。全国からえりすぐりの100件の埴輪が集結。5体の「挂甲の武人」を紹介。群馬県太田市飯塚町で出土した国宝「埴輪挂甲の武人」は埴輪で初めて国宝に指定された貴重な作品。この時代の挂甲は手のひらサイズほどの鉄板をつなぎ合わせて鎧にしていた。「王自身」説と「王を守る象徴」説があり、古墳に立て並べられた。右手には刀を、左手には弓を持っている。国宝「埴輪挂甲の武人」は足の先から顔まで全身完全武装しているが、他の4体は少し違っているところもある。今回、一堂に会した国内外に存在する形の似た5体が集結。同じ工房で作られた可能性があるも詳細は不明。5体が揃って展示されるのは初めてのこと。朝日新聞社。高槻市立今城塚古代歴史館。
東京国立博物館特別展「はにわ」を紹介、「挂甲の武人」の中から約60年ぶりの里帰りを果たした作品が米国・シアトル美術館所蔵する「埴輪挂甲の武人」。1960年に米国で行われた埴輪の展覧会をきっかけにシアトル美術館が収蔵。右手が触っているところにあるポーチは矢入れ、他に全身甲冑をまとっているのに対し下半身ははかまのようなものを着用しているといった違いもある。
東京国立博物館特別展「はにわ」を東京国立博物館学芸研究部長・河野一隆さんが案内。2017年から行われた解体修理と調査、研究に基づいて彩色復元された「埴輪挂甲の武人」を紹介。白色は白っぽい粘土、赤色はベンガラ(鉄分)、灰色は白土にマンガンという鉱物を混ぜたものと推測される。ストライプ柄はつないだ挂甲をイメージと考えられている。
東京国立博物館特別展「はにわ」を東京国立博物館学芸研究部長・河野一隆さんが案内。「埴輪盾持人」は武器だけでなく体を盾にして守っている。ニコニコしているのが最大の特徴で諸説あるが仮面をつけている、また古墳外から悪人がやってきた際にニコニコしてはねのけるという意味があったのではと解説した。当時の武人の状況が分かるといい、王に近いところで弓や刀を持って守る「挂甲の武人」と外側で敵をガードするような「盾持人」と、それぞれの役割があったのではないかと思われるという。
東京国立博物館特別展「はにわ」を東京国立博物館学芸研究部長・河野一隆さんが案内。相撲の起源とも言われる「埴輪力士」や「埴輪鍬を担ぐ男子」「埴輪馬子」など個性豊かな埴輪も展示されている。埴輪は近畿地方の権力者が生み出したもので、作り方の規則が貫徹していた。東日本の群馬県を中心として地域では規則にとらわれない自由な表現ができる近畿地方にはないような多種多彩な埴輪の文化が展開しているということ。

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