今回の物語は、東京・奥多摩町にある無人駅と古民家。鳩ノ巣渓谷最寄り駅に降り立つと、そこで出迎えてくれるのはホテルスタッフ。車で5分、たどり着いたのは古民家。渓谷沿いに建つ築120年の古民家とニジマスの養魚場跡地を改修し、建築家・堀部安嗣さんによって2025年無人駅と古民家をコラボした沿線丸ごとホテル「Satologue」に生まれ変わった。玄関を入ると、多摩川の渓谷が一望出来るレストラン。掘りごたつ式のテーブルと座面は、栗の木を使った。下の階は、宿泊者専用のラウンジ。気持ちの良い風の吹き抜けるテラスも用意した。養魚場跡地は、ビオトープや自家農園を見渡せるウッドデッキに改修。客室にも多摩川の心地よい風と音が響く。青梅線の無人駅と古民家、合わせて沿線丸ごとホテルに。