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「外来種」 のテレビ露出情報

IPBESという世界中の科学者が参加し生物などの研究成果を基に政策提言を行う政府間組織が、動植物絶滅の原因の6割が侵略的外来種が占めているとした。侵略的外来種とは人間や物資の移動に伴って本来の生息地以外に持ち込まれ、その中でも自然や人間の生活に悪影響を及ぼす種。侵略的外来種による経済的損失は約62兆円超。世界中で外来種は3万7000種以上、侵略的外来種は3500種以上。毎年200種が新たな外来種として記録されている。絶滅危惧種のカバがコロンビアでは侵略的外来種に認定されている。本来カバはコロンビアには生息していないが大繁殖している。これを受けて去年コロンビアは侵略的外来種に認定。環境大臣は「カバは我々の重要な生態系や種に影響を与えてきた。本日より各組織・専門家などと連携し重点的な取り組みを開始する」と話している。地元メディアは町の中心部に4頭のカバが出没した様子をSNSに投稿。コロンビアのカバの生息数は1980年代は4頭だったが、2021年には約80頭、現在は169頭。2039年には約1400頭との分析も。カバによる被害は各地で起きており、高速道路でカバと車が衝突したり、漁船がひっくり返されるなど。カバ大繁殖の原因は麻薬王パブロ・エスコバル氏。1980年代に潤沢な資金でプエルト・トリウンフォに私設動物園を開設。そこでカバのオス1頭とメス3頭を輸入。他にもフラミンゴ・キリン・カンガルーなど飼育。1993年にエスコバル氏が治安当局に射殺された。これを受けてカバ以外の動物は他の動物園へ輸送されたが、カバは捕獲や輸送が困難だった為に放置された。これについてコロンビアの生物学者は「巨大なカバを移動させるのが物理的に難しく、当局は動物が死ぬと思ってそのままにしておいたのでしょう」と指摘。しかし、カバは繁殖し個体数が急増。パンク氏は「ホルモン注射を打ってメスの発情を止めるのが一番現実的だと思うが、これだけの数がいると全てのカバに処置を行うのが難しいと思う。オスは去勢が難しい。何故かと言うと睾丸が表に出ていない」等と解説。

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