W補選長崎は勝利も自民党は想定外の苦戦だった。自民党幹部からは「ホッとした」などの声があがっているが、投票日の直前に打ち出した所得税の減税は必ずしもプラスの効果とはならなかった。長崎では想定外の苦戦を強いられ、岸田政権の政権運営は厳しさを増すこととなる。また与党内では年内の解散総選挙を模索する動きもあるが、党内から、「この結果では選挙は戦えない」との声もあがっている。一方、野党側は候補者を一本化することで、一定の成果を挙げたが、立憲民主党内からは「野党が岸田政権の受け皿になれているわけではない」との声も出ている。