大丸松坂屋百貨店を運営するJ. フロント リテイリングと高島屋がきのう発表した2月までの1年間の決算。J. フロント リテイリングの最終利益は414億円、38.5%増加、高島屋は395億円、25%増加でいずれも過去最高益。一方、来年2月までの1年間の最終利益の見通しはJ. フロント リテイリングが27.6%減少、高島屋が1.2%増加の見込み。大手百貨店3社の先月の売上を見ると大丸松坂屋が1.2%減少、高島屋が0.8%減少、三越伊勢丹が0.5%減少。特にインバウンドの免税売上は前の年の同じ月と比べ、過去3年近く、プラスで推移していたが、先月突然マイナスに転じている。単価の安い化粧品は伸びている一方、高級志向のブランドや宝飾品が伸び悩んでいる。その裏にはトランプ大統領の影響もあった。