土葬墓地問題がくすぶる中、ある日本人ムスリムが大分トラピスト修道院で埋葬された。大分トラピスト修道院はキリスト教の修道院だが、場所がないムスリムのために土葬の場所を貸しており、すでに6人のムスリムが埋葬されている。土葬する場所がないムスリムにとって大分トラピスト修道院の厚意は大変助かっているという。土葬墓地問題が大きくなるにつれて、全国から意見が届くようになり中には「郷に入っては郷に従え」などの言葉を耳にするようになった。カーンさんは「誰かの迷惑になると心が痛いが土葬以外は何もできない。火葬は一切ダメ」と宗教上絶対に変えることのできないものであると苦しい胸の内を語った。