上毛かるたの最初の札は「い:伊香保温泉 日本の名湯」。伊香保温泉の第15位は「日本の名湯」。上毛かるたが作られたのは昭和22(1947)年。製作者たちは伊香保神社で「日本の復興」を祈願した。伊香保は険しい榛名山を「厳つ峰」(いかつほ)と呼んでいたのが由来とされる。長篠の戦い(1575年)の後、武田勝頼が真田昌幸に将兵の療養所の造成を命じ、湯治場が作られたという(諸説あり)。日本初の温泉都市計画といわれる。からっ風が吹く伊香保温泉は火事に苦しめられ、大正9(1920)年の伊香保大火では温泉街の7割以上が被災した。いち早く立ち上がったのが「大坂屋」。現在は射的屋だが、当時は理容店だった。お店のは壁には桂文楽などビッグネームの招き看板がかかっている。
住所: 群馬県渋川市伊香保町伊香保48