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「大平町(栃木)」 のテレビ露出情報

フランス・ブルゴーニュ地方で去年開かれた試飲会。試飲しているのは全て日本で造られたワイン。大盛況の試飲会を企画したのはフランスでワイン造りを学んでいた栃木県出身の岩崎元気。今年帰国して故郷でのワイン造りに取り組んでいる。岩崎の実家はブドウ農家、北関東有数のブドウの産地として知られる栃木市出身。いつか地元のブドウでワインを造りたい。夢をかなえようと一念発起し、ワインの本場・フランスに留学した。数々の有名ワイナリーで修業しながら、醸造を本格的に学ぶ大学院にも通うなどして7年が経過。フランスのワイン醸造の国家資格も取得し、この夏に帰国した。地元でのワイン造りに特別な思いで臨んでいるという。日本でのワイン造りに欠かせないと考えているのはマスカット・ベリーA。日本で開発されたブドウの品種で豊かな香りと味わいが特徴。ただ、ワインを造るだけのマスカット・ベリーAが足りないという問題があった。そこで地元のブドウ農家たちを訪ねて回り、4軒の農家から協力を得られることになった。さらに岩崎が心を砕いたのは収穫のタイミング。ブドウを不作為に集めて測定器で糖度を見て見極めた。フランスと栃木市とでは気温や雨量、土壌など栽培条件が全く異なり、ブドウの成熟度を見極めるのが簡単ではないという。周辺のブドウ農家たちにも手伝ってもらって収穫を進めた。ブドウの発酵からは足利市にあるワイナリーの協力を得て行った。皮や茎も混ぜて色や香りを抽出した。このあと約1年かけて熟成させ、岩崎の日本で初めての赤ワインは来年の冬に出荷する予定だという。岩崎は今後、栃木市で初めてとなるワイナリーの建設やワインの輸出に取り組み、日本ワインの認知度を世界で高める活動をしたいという。

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