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「大杉副知事」 のテレビ露出情報

滋賀県の安土城について高橋俊雄が解説。安土城は資料が少なく不明な点が多い。1576年に築城が始まり、3年後には信長が天主に移り住んでいる。1582には本能寺の変で明智光秀に討たれ、天主は10日余り後に焼失してしまい、築城の開始から焼失まで6年となった。これまでに複数の復元案が出ているが決め手に欠いており、焼失の原因も不明。この城の解明を目指して滋賀県が17年ぶりとなる発掘調査に乗り出した。今年度の調査は先月にスタートし、来年1月にかけて天主台の北東部にあたる315平方メートルを発掘する。石垣など建物の基礎部分を明らかにすることが目的で、瓦や金具など天主の具体的な実像に迫る出土品の発見も期待されている。
滋賀県は幻の安土城復元プロジェクトと銘打ち、発掘調査を踏まえて安土城の実像を目に見える形にしていきたいとしている。現場の見える化としては見学ルートの整備などが挙げられる。デジタルによる見える化としては、訪れた人たちに城の様子を実感してもらえるよう、ARを活用したアプリの開発などを進める方針。解明のカギは安土山図屏風という資料で、織田信長が狩野永徳にお城や城下町を詳細に描かせたとされており、全体像の把握が期待できる。この資料は日本の少年がヨーロッパに渡った天正遣欧使節がローマ教皇に献上したが、その後所在が不明。県は英語やフランス語など6か国語でチラシを作製し、安土城に関する資料を探していると情報提供を呼び掛けている。今年5月には大杉副知事がバチカンを訪れて協力を要請し、バチカンの歴史資料館などを新たに調査することになった。安土城は特別史跡に指定されており、歴史的建造物の復元には必然性や十分な根拠が必要となる。県はまず、ARやVRを活用したデジタルによる復元を進めることにしている。

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