2019年7月、札幌・中央区での当時の安倍総理大臣の演説でヤジを飛ばした男性が警察に連れて行かれた。ヤジを飛ばしたのは大杉雅栄さんで警察官によって強制的に連れ去られた。その後もう一人、生まれてはじめて野次を飛ばした当時大学生の桃井希生さんも別の警察官にその場から排除され1時間近くもつきまとわれた。政権批判のヤジを排除するのは表現の自由を奪うことだとして市民が抗議する。大杉さんらは、北海道警察に損害賠償を求める訴訟を起こした。北海道警は警察官職務執行法などを根拠に挙げ、「周りの聴衆と小競り合いが起き犯罪が発生する危険性が高かった」「犯罪発生のため制止した」などの主張。神奈川大学の白取祐司名誉教授は「かなり強制的な要素を含んだ措置・対応として説明するのは無理がある」などと指摘。元北海道警察の原田宏二さんは「あるはずのない法的根拠を説明しようとしたわけでしょう あることを それは無理筋ですよ 最初から」「今回の場合恐ろしいなぁと思うのはたくさんのマスコミのカメラのいる前で堂々とやったこと あなたたちは無視されたんですよ」と述べていた。