1945年、大東電機工業は電気バリカンメーカーとして創業。その後、創業者は展示会で海外のマッサージ機を目にし、バリカンの機構を応用すればできるのではないかと、57年に販売にこぎ着けた。初号機の場合、理髪店の店主が手に装着し、散髪を終えたお客に行っていたという。現在はマッサージチェアを販売し、リビングに置かれていても違和感がないようソファのデザインをしたものも。使用していない時は背もたれ、脚部を収納してコンパクトに。月に1度、企画会議があり、新商品を発案している。試作段階のフィットネス機器が用意されたが、岡野は「急にクオリティーが落ちた」と吐露。デザイン開発に携わっていのは清水社長だった。