東京・大田区大森から中継。大森はかつて海苔の生産が盛んだったが、昭和38年に海苔の生産が終了してしまった。しかしその頃の名残でいまも海苔に関わる会社が残っている。話を伺った女性は海苔加工会社の4代目。この時期はお歳暮シーズンのため、箱詰め・出荷がピークだという。この会社では主に佐賀県から海苔仕入れているそう。海苔のパッケージングをする作業場にお邪魔した。ここでは「電熱焙炉(ほいろ)」で乾燥させるのが特徴。「焙炉」は2日半かけて徐々に下に降ろして乾燥させるため、海苔の風味や旨みを引き出すことができる。1月~3月が海苔を乾燥させる時期だそう。乾燥させた後は海苔を焼く作業へ。女性は「大森には海苔問屋が48あるんですが、みんなそれぞれ仕入れた海苔をこだわって焼いたり、良さを引き出すために一生懸命取り組んでいる」と話した。