ブラジリアンプラザは日本で働くブラジル人の憩いの場所として作られ多くの人々が集まる場所でもあった。しかし今は、そこには無数の扉があり、聖地と呼ばれた場所は変わり果てていた。群馬・大泉町では人口の1割がブラジル人であり、多くは自動車部品の工場などで働き町の経済を支えてきた。そんな町にブラジリアンプラザがあり、1階の店舗は全て閉店し、大泉町観光協会だけが残っていた。そしてその2階には 無数の扉が広がっていた。その一室で2カ月前から滞在して日本で職を探している54歳のブラジル人男性は毎日仕事があるか聞きに行っているがうまくいかない日が多いなどと明かした。プラザは月3万5000円で一時滞在施設として利用可能となっていた。施設の利用者はベトナム・ペルー・ブラジル・タイ・コンゴ・中国・日本と国籍は様々となっていた。工事現場の日雇いで食いつないでいる男性は10ほど前に安定した職を求めて来日し、家族とは離れて滞在していた。
