元プロ野球選手の松本幸大さんは、震災で同じ少年野球のチームに所属していた同級生を亡くした。亡き親友との約束を胸に、今も野球一筋に打ち込む姿に迫った。今は神戸市にある社会人野球チームで監督をしている。亡き親友とは誕生日も同じで、学校も遊びも野球をするのもずっと一緒だった。松本さんは今も借りたまま返すことができなくなったゲームソフトが残っている。友を思い出して辛い時、一時は野球を続けることを悩んだという。そんな時、一緒にプロ野球選手になると話したことを思い出して野球を続けた。2人の誕生日には、毎年その1年にあった出来事や悩み事について語りかけているという。