東京・新宿区のアイスクリーム店「トミヒサアイス」ではオーガニックで旬の素材を使った11種類のアイスクリームを販売している。1日に来店する客の数はおよそ50人。そのうち4割が持ち帰りだという。そこで欠かせないのが、持ち帰り用に提供するドライアイス。毎週10キロ仕入れている。しかし納入が間に合わないという。大手チェーン、B−Rサーティワンアイスクリームも7月、ドライアイスの提供を一時的に制限した。
長岡炭酸の工場では1日に50トンのドライアイスを製造している。ドライアイスの原料は、隣接する工場が天然ガスを精製する際に生じた天然ガス、二酸化炭素。製造現場はフル稼働が続くにもかかわらず、不足するドライアイス。記録的な暑さが続いた今年の夏は、ドライアイスの需要が高まったというが、それだけがドライアイス不足の原因ではない。原料となる炭酸ガス、二酸化炭素の供給が不足しているという。ガソリン車から低燃費車やEV(電気自動車)へのシフトなど、脱炭素に向けた取り組みが加速する中、原油から精製されるガソリンの需要は落ち込んでいる。2022年度の国内の原油処理能力は10年前からおよそ25%減少(出所:経済産業省「資源・エネルギー統計」石油連盟)。世界的に進む脱炭素が皮肉にも拍車をかけているドライアイス不足。こうした問題の解決にもつながる、新たな製品の開発が進んでいる。
長岡炭酸の工場では1日に50トンのドライアイスを製造している。ドライアイスの原料は、隣接する工場が天然ガスを精製する際に生じた天然ガス、二酸化炭素。製造現場はフル稼働が続くにもかかわらず、不足するドライアイス。記録的な暑さが続いた今年の夏は、ドライアイスの需要が高まったというが、それだけがドライアイス不足の原因ではない。原料となる炭酸ガス、二酸化炭素の供給が不足しているという。ガソリン車から低燃費車やEV(電気自動車)へのシフトなど、脱炭素に向けた取り組みが加速する中、原油から精製されるガソリンの需要は落ち込んでいる。2022年度の国内の原油処理能力は10年前からおよそ25%減少(出所:経済産業省「資源・エネルギー統計」石油連盟)。世界的に進む脱炭素が皮肉にも拍車をかけているドライアイス不足。こうした問題の解決にもつながる、新たな製品の開発が進んでいる。
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