定年後の第二の人生をラオスで水道事業に懸ける日本人技術者の川口さん。20年前に派遣されていた大越弘美隊員の残した報告書では「あまりにも理解していないことにイライラしてしまった」とあり、川口さんは「反省している。今日も顔に出てしまった」とのことだった。かつてラオスの水道事業に尽力した海外協力隊の先輩である大越さんは現在は埼玉県で風力発電関係の仕事をしている。教育水準1つとっても大きく違う海外で人に教える大変さを川口さんは改めて噛み締めていた。翌朝5時30分、いつもこの時間に出勤となっていた。ラオスの朝の日常を横目に職場へ急ぐ。この日は大事な作業の予定が入っていた。川口さんが技術指導をしているパクセー浄水場は50年以上前に建設されたため、設備が老朽化していた。さらに予算がないため様々な問題に直面していた。水が漏れているのを防水テープで止めて応急処置をして市民からの苦情を見ていく。
