きのう自民党の埼玉県議団が会見を行った。今月4日に埼玉県議会に提出された「虐待禁止条例」の改正案を取り下げると表明した。改正案は、小学校3年生以下の子どもを自宅や車に残したままの外出などを禁止するもの。子育て中の人などからは「厳しすぎる」など不安の声が殺到した。きのうまでに寄せられた1007件の意見のうち、ほぼ全ての1005件が「反対意見」だった。取り下げる理由について県議団は「私どもが考えていた方向性じゃないところに世論が動いてしまった」としている。大野元裕知事は「執行部に相談や意見を求められたことは一切なかった。撤回については歓迎したい」としている。今後改正案を再び提出するかについては「ゼロベースで考えていない」としている。