TBS報道局社会部・山田優奈の解説。全国で教員不足が問題視されている中で眠れる人材としてペーパーティーチャーという存在が注目されている。ペーパーティーチャーとは過去に教員経験があり現在は離職、教員免許はあるが教員の勤務経験なしという2つのパターンがある。公立学校の採用試験の倍率は全国平均で2000年度は中学校が約18倍、小学校が12.5倍と高かったが、2025年には中学校3.6倍、小学校2倍という水準になっている。富山の特別支援学校は0.7倍、秋田の小学校では1.1倍、新潟や宮崎でも1.2倍となっている。各自治体でペーパーティーチャーの活用に様々な対策が取られている。山梨県のペーパーティーチャー研修会では教員の働き方や待遇など説明・個別相談できる場にもなっており、その場で講師登録も可能。大阪市では水道料金の案内の裏にペーパーティーチャー学校見学会の広告が掲載され、案内を見て参加した人もいる。教育アドバイザー・清水章弘氏はペーパーティーチャーの起用による現場への影響について「現場側は即戦力と思わないことが大切」と話していた。ペーパーティーチャーを起用することで多様なバックグラウンドを持っていて新たな視点を提供することで子どもの居場所作りにつながる。また、「学校での学び」の実社会での活かし方を自分の体験として話すことができる。短期的な穴埋めにはなるが、根本的な人材不足の解決にはなりにくい。解決には離職率を下げることが大事。
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