モンスターペアレントと呼ばれる過激な保護者からの理不尽な苦情が社会問題となっていて、奈良県天理市は学校とは別の専用の窓口を設置する新たな取り組みを始める。ある学校で実際にあった事例を紹介。宿題をしていなかった生徒に対し教師が放課後宿題をさせたが、その生徒は帰宅後自宅の壁を蹴って穴をあけたという。これに対し親は学校によるストレスが原因だと教師を自宅に呼びつけたという。このような保護者からの理不尽な苦情や要求。天理市が実施したアンケートでは、小中学校の教師の8割が保護者対応を負担と感じ6割以上が保護者対応で授業に支障が出たと回答している。こうしたクレームへの対応で教育現場が崩壊しつつあるとして、市は来年度から学校に対する苦情や意見の専用窓口「子育て応援・相談センター(仮称)」を開設。天理市では保護者対応の負担などが原因で7月から9月までに教師5人が退職し7人が休職となっている。こうした状態を打開するために開設される専用窓口。保護者たちはどう思っているのか。
住所: 奈良県天理市川原城町605
URL: http://www.city.tenri.nara.jp/
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