太宰府天満宮では学問の神様・菅原道真も没後1125年となる令和9年の式年大祭に向けて本殿の大改修が124年ぶりに進められている。今日からはヒノキの樹皮の「ひわだ」を敷き詰めた屋根を修繕する工事が本格的にはじまり、関係者が身を清めるための神事を行った。工事にあたる職人たちは最も長い人で30年あまりの経験がある熟年揃いで国の重要文化財にも指定されている本殿の屋根に上がり、丁寧にひわだをはいでいた。ひわだの剥ぎ取りは10日ほどで終わり、必要に応じて屋根の土台部分を修理したあと年明け以降新しいひわだにふきかえる作業を行うという。今年5月に始まった本殿の大改修は約3年かけて進められる予定。