電気代高騰への懸念から、自宅に太陽光発電を導入する家庭が増えている。太陽光発電協会によると、10kW未満の住宅用太陽光発電の導入件数は年々増加。自治体からの補助金制度が広がっていることも普及を後押ししている。自宅に太陽光発電を導入した千葉県内を取材。今年3月に太陽光パネル・蓄電池を導入し、夏の時期は晴れの日の午前中だけで発電量が100%になる。8月の電気代は去年と比べ2万円以上安くなったという。設置に伴う初期費用は約300万円、頭金で100万円を支払い自治体から14万円が補助金として支給される。残りの約190万円を5年ローンで返済する予定。初期費用がかかり天候に左右されるなどデメリットもあるが、太陽光発電協会・増川事務局長は「(炭素税が)制度化されると電気代がもっと高くなる。太陽光発電のメリットがもっと大きくなってくると思う」と指摘した。
