環境省は奄美でのマングースの科学的根絶を宣言している。外来種のマングースは1870年代から農業被害の対策として導入され、日本では沖縄に持ち込まれたことで知られる。沖縄では野ネズミやハブの被害を防ぐと期待され、奄美大島では1979年に持ち込まれたが、ハブは夜行性なのに対しマングースは昼行性であることから効果は低く、奄美の在来種が狙われてしまう形となった。2000年には約10000匹まで繁殖したものの、環境省が根絶に着手し犬による臭いの捜索も進めるなどして、2018年にはマングースは10匹までで減少したとされる。