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「奥田久栄社長」 のテレビ露出情報

解説委員・神子田章博が解説。近年の猛暑の背景には地球温暖化あると言われている。日本の電力供給の約3割を占める石炭火力発電の脱炭素を目指す取り組みについて。火力発電はエネルギーの需給調整に欠かせないものとして改めて注目されている。先月8日、東京電力管内の電力需要が増えたため、発電事業者のJERAが火力発電量を増やして対応、再生可能エネルギーも天候に左右され晴れた日に電気を作り過ぎた場合、出力制御に加え火力発電量を減らして対応。融通が利きやすく重宝されている。
石炭にアンモニアを混ぜて燃やす動きもあり、二酸化炭素の排出を抑えることができる。JERA石炭火力発電所(愛知・碧南)は、2040年代には100%アンモニアだけで発電する技術の導入を検討している。アンモニア発電の課題について。燃料用アンモニアを安定調達するためには、世界各地から安定的に確保できるサプライチェーンを構築する必要がある。また、天然ガスを使った発電の1.5倍程度のコストがかかる。JERAは環境意識の高い消費者に「脱炭素を目指す追加的なコストがかかっていることを理解してもらい、電気料金の一部として負担してもらえないか」と考えている。製造過程での二酸化炭素排出も課題。「アンモニアでは脱炭素にはならないのではないか」という批判的な声もあるが、政府は「アジア各国にも多くの石炭火力発電所があり、CO2排出削減にアンモニア技術が貢献する」と主張している。

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