東急東横線・妙蓮寺駅のある街の一角にある工務店。地域密着で60年続いている。住宅建設や不動産仲介を手がける店の3代目・酒井洋輔は妙蓮寺の街づくりにも取り組んでいる。耕作放棄地を地域の人が農作業で交流場所として再生させたり、地域情報を発信するウェブサイトの運営も行っている。住民の高齢化も進む中「魅力的な街でなければ家を建てたい人がいないのではないか」と考え街づくりに乗り出した。街で70年以上続いてきた書店も店を改装せずに扱う本を変えることで再生、雑誌で特集が組まれるなど全国から客が訪れる店になった。酒井は「街の主役は住んでいる人たち。いろいろな人と関わりながらこれからも街づくりを頑張りたい」と話す。