白鷺のような美しさと評される兵庫の世界遺産・姫路城は幻想的な光景で知られるが、清元秀泰市長は6月の国際会議で日本人と外国人観光客で4倍ほど価格を変える二重価格の導入について言及した。姫路城は昨年は約148万人が訪れ、外国人観光客は3割の約45万人となっているが、二重価格の導入で修繕費を確保したいという。二重価格はエジプト・ギザのピラミッドやインドのタージ・マハルなど主要観光地でもすでに導入されているが、姫路城周辺の宿泊事業者からは姫路城に立ち寄るだけになってしまうのではないかとの懸念の声が聞かれている。姫路市は来年度以降の実現を目指す方針。