数多くの日本代表を生み出した脱体育会系の先にある強さの秘密は先輩後輩の垣根を超えて意見をぶつけ合える環境にある。岩出先生は「指導者は全体を把握しておいた方が良いけど全てに介入すると成長しづらくなってしまう」と話し自分たちで考え決断し行動することが帝京流のワンチームだとした。帝京出身の日本代表キャプテンの姫野選手は「やらされたのでは成長できない、岩出先生の存在が自分で考える大切さを教えてくれた」と語った。合宿後に帝京大学は分析スタッフや専属栄養士含め全員がONE TEAMとなり宿敵明治大学との練習試合を行った。前半20分には連携からのトライで同点に追いつき後半には38-21で勝利した。岡くんのしごとはなかったが試合後には誰よりも早くチームの仕事に取り組んでいた。