51歳のゆうこさんはことし、子宮と卵巣をすべて摘出する手術を受けた。異常を感じたのは今から3年ほど前。生理周期が乱れ生理用のナプキンが手放せなくなった。しかし当時、定期検診を受けた医師からは、更年期だからと言われた。そもそも更年期とは閉経の前後10年間ほどを指し、女性ホルモンが大きく揺れ動きながら減少することでさまざまな不調が起こる。月経不順になることもあり、子宮体がんの症状と似ている。ゆうこさんはその後別のクリニックで検診を受け、そこで卵巣の腫れや子宮内膜の異常が見つかる。その結果、子宮と卵巣の全摘手術を受けた。しかし、手術後、摘出した子宮からがん細胞が見つかり、初期段階の子宮体がんが発覚。自身の経験から、同世代の女性には自分たちも知識を持って医療機関を受診してほしいと話した。