きのう午後5時半過ぎ、にこやかに会釈をし皇居に戻られた愛子さま。この30分ほど前、「本年4月より日本赤十字社嘱託職員として勤務することの内定をいただきありがたく思っております」とお気持ちを表明された愛子さま。今年3月に学習院大学文学部を卒業される見通しで4月から日本赤十字社に嘱託職員として勤務されることが宮内庁から発表された。社会福祉に関心を寄せられていた愛子さま。おととし行われた青年皇族となった際の記者会見で「ボランティアとして被災地で活躍されている方々の様子をテレビなどの報道で目にしまして自分の住んでいる街であるとかないとかに関係なく人の役に立とうと懸命に活動されている姿に感銘を受けました」などと述べられていた。去年10月には両陛下とともに日本赤十字社を初訪問。関東大震災に関する展示を熱心に視察されていた。日本赤十字社は皇室とゆかりが深く皇后さまが名誉総裁を務められている。就職を選ばれた理由について宮崎さんは「社会の一員としてどなたかの役に立てたらという気持ちをすごく強く持っていらっしゃるので大学院や留学という形ではなく仕事もしながら公的な活動もしていくという選択におのずとなったんではないかと思う」などと述べた。将来についておととしの会見で「一つ一つのお務めを大切にしながら少しでも両陛下や他の皇族方のお力になれますよう私のできるかぎり精一杯務めさせていただきたいと考えております」などと述べた。大学卒業後は日赤の嘱託職員として勤務しながら公務との両立を目指される。両陛下からは「この春から日赤の一員として仕事に従事することにより多くの人のお役に立てるよう努力を続けるとともに社会人の一人として成長していってくれることを願っています」とのお気持ちが明かされた。