江藤農林水産大臣は備蓄米の落札結果を公表し15万トンのうちおよそ94%の14万1796トンが落札され、平均落札金額は60kg当たりで2万1217円だったという。この落札結果について専門家の1人、宇都宮大学・小川真如助教は今回の入札は成功と評価し、落札価格については徐々に不足感の解消や高止まりが続く価格の抑制が期待できる水準だと指摘した。今回、落札された備蓄米は早ければ来週前半にも集荷業者に引き渡される見通し。また、農水省は放出を決めていた6万トンに今回、落札されなかった備蓄米などを加えた7万トンを今月中に追加で入札を行うことを明らかにした。農水省は間を開けずに入札を実施することでいわゆる消えた米が市場に出回ることを促し高止まりしている価格を落ち着かせたい考え。