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「守山石」 のテレビ露出情報

小川治兵衛は植木屋に入り七代目として庭師の人生を歩み始めたが、それは明治維新で都の機能が京都から東京へ移って間もなくの頃だった。衰退からあらゆる場面での近代化が進められる京都だが、治兵衛は時代の空気を反映する庭作に取り組んだ。七宝作家・並河靖之の邸宅では安らぎある空間にしたいと希望を受けたが、ここでは七宝づくりに欠かせない水を庭の流れに使う画期的な手法をとった。船による物資の往来を目指して造られた琵琶湖疏水は8.7kmの距離を誇るが、この疎水は庭石を運ぶ際にも使われていて、山の斜面に造られた葵殿庭園では急斜面を活かすように滝が作られるとともに、この水も疎水が使われている。縞模様が特徴の守山石も疎水を使って運ばれたのだという。

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