立憲民主党の両院議員総会で泉代表の任期満了に伴う代表選挙を、来月7日告示、23日投開票の日程で行うことが承認された。選挙期間は、前回3年前の12日間を上回り、党の規則上、最長の17日間になる。立憲民主党としては、自民党の総裁選挙に近接させる形で実施し、野党第1党として、政策論議をアピールする機会にしたい考え。泉氏はきょう、野田元総理大臣や、安住国会対策委員長、リベラル系の議員で作る、党内最大のグループで代表を務める近藤昭一衆議院議員ら、党内のベテラン議員と相次いで会談し、今後の党運営などについて意見を交わした。また、党内から立候補に期待する声が出ている枝野前代表はこれまで、代表選挙への対応について「熟慮している」述べるにとどめている。同じく立候補に期待する声が出ている野田元総理大臣は、これまで立候補について慎重な姿勢を示している。一方で、泉代表の党運営に批判的な小沢一郎衆議院議員と会談を重ね、代表選挙を巡り、意見を交わしている。小沢氏らは、「泉氏が代表のままではほかの野党との連携が進まず、政権交代は困難だ」として、泉氏以外の候補者の擁立を目指している。さらに、中堅若手議員で作るグループの会長を務める重徳和彦衆議院議員はきょう、立候補について「グループの仲間とよく検討して熟慮していく」と述べた。今回の代表選挙は、党所属の国会議員や党員サポーターなどによる投票で争われる。国会議員には1人2ポイント、国政選挙の公認候補予定者には1人1ポイントが割り当てられ、地方議員や党員サポーターも合わせたポイントの合計は、きょうの時点では732ポイントとなる見込み。このうち、過半数を獲得した候補者が代表に選出される。過半数を獲得する候補者がいなかった場合は、上位2人による決選投票が行われる。代表選挙の日程が決まったことを受けて、党内では立候補に向けた動きが活発になる見通し。