祖業の繊維事業からの撤退を表明したユニチカ。円安や原材料の高騰の影響により、繊維事業の営業利益は2021年3月期から4期連続の赤字で今期もマイナス10億円を見込んでいる。今期の連結最終損益は103億円となる見通し。再建に向けて官民ファンドや銀行に債権の放棄を含め、870億円の金融支援を求める。ソーセージや餅などに使われる衝撃に強い食品包装用フィルムなど、需要が伸びている事業に経営資源を集中させる方針。社長ら全ての取締役は業績悪化の責任を取り、来年4月を目途に退陣方針。
© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.