きょう1月16日は「藪入」と呼ばれ、奉公人が主人から休みをもらう日だった。きょうは「閻魔賽日」でもある。江戸時代に描かれた絵には屋台が並び、太鼓と鐘が鳴らされ賑やかなお祭りだったことが分かる。閻魔大王は地獄の王だが、この日は地獄の釜の蓋が開き鬼も休むとされていた。「鬼の居ぬ間に洗濯」の洗濯は服を洗う洗濯ではなく、命の洗濯という意味。日ごろの苦労から解放されて楽しむことを言い、遠慮する人のいない間にくつろぐことを言う言葉。地獄の沙汰も金次第という言葉もある。
住所: 東京都港区芝公園4-8-55