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「宮崎県衛生環境研究所」 のテレビ露出情報

東京都内の皮膚科で問診を受ける20代の女性。病名は「帯状疱疹」。帯状疱疹の症状は、帯状に出る赤い発疹と水ぶくれが特徴。かゆみや、眠れないほどの痛みを生じるケースもある。ワクチンはあるものの、接種費用は保険適用外のため、自治体の補助がない地域では数万円にのぼることも。そうした中、厚労省は、帯状疱疹のワクチン接種費用を公費で補助する定期接種に含める方針を決定。きょう、その対象年齢を65歳とする案を示した。厚労省が示した資料では、国内での大規模調査で帯状疱疹の発症率は1977年の調査開始以降、24年で1.8倍と増加傾向にある。また、その発症リスクは50代から増加し、発症者数は70代が最多となっている。しかし、きょう、帯状疱疹で都内の皮膚科を訪れていたのは、20代の女性だった。東京八丁堀皮膚科形成外科の望月香奈医師は、帯状疱疹と診断される患者の年代が幅広くなっているという。
帯状疱疹の発症に深く関わっているのが、水ぼうそうのウイルス。水ぼうそうが治ったあとも、体内に潜伏し続けたウイルスがストレスなどをきっかけに活性化し、発症する。その水ぼうそうのウイルスに対抗する免疫力は、年を重ねるにつれ低下する。しかし、予防接種を受けたり、水ぼうそうにかかった子どもと接することで再び免疫が強くなるブースター効果を得られる。ところが今、そのブースター効果が減少している。背景にあるとみられているのが、子どもへの水ぼうそうのワクチン接種。大規模な調査を行った宮崎県のデータをみてみると、子どもの水ぼうそうのワクチン接種が努力義務となった2014年を境に、発症数が15分の1に激減している。このようなことからブースター効果が得にくくなり、子育て世代の帯状疱疹が増加したと考えられている。また、専門家の東京八丁堀皮膚科形成外科の望月香奈医師は、新型コロナウイルスとの関連も指摘する。厚労省の部会は、ワクチン接種の目的や用いるワクチンについても議論を進めている。

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