南海トラフ巨大地震が平時より高まっているとして警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報「巨大地震警戒」が発表された場合、次が地震が起きた時に津波避難が間に合わない恐れがある地域では1週間の事前避難が求められる。国が自治体に行ったアンケートで、事前避難対象者は約52万人に上ることがわかった。このうち避難に時間がかかる高齢者などを事前避難の対象としている地域での合計は約27万5000人で約半分を占める。また防災対策の推進地域で「住民の事前避難対象となる地域指定を検討中」「あるいは検討していない」と回答したのは204市町村。その半数が理由を「人手不足」と回答。警戒情報がだされるのは、静岡の沖から宮崎の沖までの間にM8クラスの地震が起きた時。