積水ハウスが建設を進めていた東京都国立市・分譲マンション「グランドメゾン国立富士見通り」が、完成直前で解体されることが分かった。来月には、入居者への引き渡しが予定されていた。解体の理由は「富士山の眺望への影響」で、富士見通りは、関東の富士見100景に選ばれ、国立市を代表するスポットとなっている。マンションが建設されると、富士山の半分近くが見えなくなってしまう。積水ハウスは11日、「手続きや法令上の不備はない」とした上で、「弊社としても、地域の皆様に配慮した設計を目指したが、完成が近づき、建物が実際の富士見通りからの富士山の眺望に与える影響を再認識し、本事業の中止を自主的に決定した」と発表した。国立市・永見理夫市長は「積水ハウスのやり方は、非常に遺憾。住民に丁寧に対応するよう要請した」と述べた。東野幸治、フットボールアワー・岩尾望、マキタスポーツ、ロンドンブーツ1号2号・田村淳、安藤優子、弁護士・犬塚浩のスタジオコメント。