能登半島地震のあと休業していたのとじま水族館がきょう、営業を再開。早くも多くの人でにぎわった。水族館は元日から営業していた。しかし、能登半島地震が発生。大きな被害を受けた。天井が抜け落ち、生き物の飼育に欠かせない水道の配管も至る所で損傷した。水温や水質が保てなくなるなどしてジンベエザメや熱帯魚などおよそ4000匹が死んだ。助かった生き物もほかの水族館などへ避難させる必要があった。イルカやウミガメなど9種類63匹を全国9か所に移送。ペンギンは全国4つの施設に移された。その1つ、10羽を受け入れたのが富山市の動物園「富山市ファミリーパーク」。細心の注意を払って飼育し、避難中にひなもかえった。同じくペンギンを受け入れた東京都墨田区のすみだ水族館では避難中の様子をSNSで発信。石川県の人たちの励みにもなった。各地で募金が行われたほか、クラウドファンディングには目標の6倍を超える3000万円以上が集まった。被災から半年ほどたち徐々に施設が復旧。再開に当たり各地から寄せられたメッセージを掲示した。再開という一歩を踏み出した水族館だが、避難先から戻っていない生き物もいて再開できていないイベントもある。イルカのショーは秋以降を目指すそう。
住所: 富山県富山市古沢254
URL: http://www.toyama-familypark.jp/
URL: http://www.toyama-familypark.jp/