世界的にも犬と一緒に出社できる会社がある。米国ではグーグルやアマゾンで日常的に犬の同伴出社が可能。更に米国と英国には「Take your Dog To Work Day」という記念日があり、毎年父の日の後の最初の金曜日に、ペットの殺処分を減らすため、飼い犬を会社に同伴することで、犬を飼ってない人にも関心を持ってもらうのが狙い。また職場に犬がいる事の効果について、人間と犬の関係を研究する麻布大学・菊水教授によると、そもそも犬を飼っている家庭は幸福度が高いというデータがあり、親子の会話が増え、関係性も良い。これは職場にも当てはまり、社員同士のコミュニケーションが高まり、人間関係も良好になる、仕事の効率が上がったとの報告もある。更に米国・オハイオ州ライト州立大学の研究では、シェルターに収容されている保護犬が3パターンの人(積極的に触れ合わない人、撫でる人、一緒に遊ぶ人)と触れ合った。触れ合い後に過度のストレスを感じると分泌される血漿コルチゾールの血中濃度を測定すると、全ての触れ合いでストレスが軽減された。