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「将棊頭山」 のテレビ露出情報

もうすぐ秋山シーズン。気をつけたいのが山での遭難。原因として転落や滑落などがあるが最近特に目立っているのが途中で道に迷ってしまういわゆる道迷い。どのように起こるのか、そしてどう防げばいいか取材した。ことし7月、長野県警の山岳遭難救助隊がSNSで公開した動画。道迷いの末、遭難し救助された50代の男性にその経緯を聞いている。動画公開のねらいは判断を誤ると誰でも道迷いに陥ることを知ってほしいと考えたから。男性はことし6月、1人で木曽駒ヶ岳から将棊頭山を縦走する日帰り登山に出かけた。登山歴は9か月、日本アルプスでの登山は初めてだった。道迷いのきっかけは計画していたルートを急きょ変更したことだった。ところが変更したルートには予想外に雪が積もっていた。歩くのが難しく体力を消耗した結果、身動きが取れなくなった。また男性は山選びの方法にも問題があったと考えている。今回の登山は登山者どうしが情報交換を行うSNSのアプリで他人が投稿した内容をそのまままねて計画を立てた。県警もSNSだけに頼らずさまざまな方法で情報を入手し自分の実力に合った山を選ぶことが重要だと指摘する。
どのように自分の体力や技術に合った山を選べばいいのか。安全な登山のための啓発活動などを行っている長野県山岳総合センターに聞いた。センターが作成した資料を読むと長野県内の一般的な登山道123ルートについて自分の体力や登山技術と比較して選ぶことができるようになっている。さらに、これからの秋山シーズンでは遭難に備えて夏山よりも手厚い準備が必要になる。足りなかった装備は主に2つ。秋山では場所や時期によってはうっすらと雪が積もる。そのため、より多くの防寒具を用意しておくこと。そして雪道を歩くことを想定してアイゼンも必要だ。自分に合った山選びに活用できるものとして紹介した信州山のグレーディングは、スポーツ用品店や登山口などで配布され、長野県のホームページでも公開されている。

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