2024年9月10日放送 18:10 - 19:00 NHK総合

首都圏ネットワーク

出演者
寺門亜衣子 江原啓一郎 片山美紀 黒田菜月 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像とオープニングの挨拶。

(ニュース)
相談施設でなぜ 対策は

東京・歌舞伎町の相談施設でおきた事件は気軽に使ってもらえるように名前や住所を明かさなくても利用できる運用だったのが裏目に出てしまった。誰でも入れるいわば休憩スペースのように使われていたのが実態で施設側が子どもたちに関わりを持たせたくない悪意のある大人が入り込んでしまっていたといわれている。また相談員は当時の状況について利用者が周りを囲むように座っていたので見えにくく気付かなかったという。支援施設ではこれまで制限は設けられていなかったが、東京都は今月から一度に利用できる人数をおよそ20人ほどに絞った。そして本人証明書の提示を求めるなどチェック体制を見直しさらに施設に警察のOBの配置を検討している。ただ一方で懸念されることもある。トー横には親に連絡されたくないなどといった理由で学生証を持たずに来るような子たちもいる。そして名前や住所を明かすことに抵抗があるという意見もあり行き場をなくした子どもたちがトー横に戻ってしまうということも懸念される。先週の土曜日には15人が補導されて今も居場所を求めて訪れる子どもたちは後を絶たず、中にはお金を稼ぐために売春をしたとみずから話す子もいてやはりこの環境に居続けるのは望ましくない。トー横に来ることが最終的な選択肢になっている子どもたちの居場所をどう確保していくのか、まずは安心して相談できる、そして相談したいたいと思える環境を整備する必要がある。

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早稲田大学歌舞伎町(東京)
大気不安定 土砂災害などに十分注意

関東甲信は連日、大気の不安定な状態が続いていて群馬県ではおとといときのうの2日連続で記録的短時間大雨情報が発表された。大気の不安定な状態はこのあと数時間続くほかあすの午後も再び不安定になる見込みで関東北部と甲信を中心に局地的に雷を伴って1時間に40ミリの激しい雨が降るおそれがある。連日の雨で群馬県では地盤が緩んでいるところがあり今後、少しの雨でも災害の危険度が高まるおそれがある。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、急な川の増水に十分注意するよう呼びかけている。一方、関東甲信はきょうも厳しい残暑となり日中の最高気温は長野県飯山市で35.8度、埼玉県越谷市で35.4度などと猛暑日となったほか東京の都心でも33.7度となった。あすも気温が高く日中の最高気温は埼玉県熊谷市で36度、甲府市や前橋市で35度、東京の都心や横浜市、宇都宮市で34度などと予想されている。群馬県と山梨県ではあす熱中症の危険性が極めて高まるとして熱中症警戒アラートが発表されている。熱中症への対策を続けてほしい。

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前橋(群馬)宇都宮(栃木)気象庁江東区(東京)熱中症熱中症警戒アラート甲府(山梨)記録的短時間大雨情報越谷(埼玉)飯山(長野)高崎(群馬)
猛暑の影響 こんなところにも…

東京都内のドラッグストアではあるジャンルの商品の売れ方が以前と少し変わってきているということなのだ。その商品とは虫刺されの代表格、蚊の対策グッズ。店によるとこれらの商品がよく売れるのは例年ですと8月ごろだが、ことしは9月に入っても客が次々と買い求めている。横浜市衛生研究所は蚊が媒介する感染症を防ぐため蚊の種類や数を調べ続けている。人の息に見立てたドライアイスや汗の成分に似た薬剤などで蚊を引き付けるわなを市内22か所で2週間ごとに設置している。横浜市が公表している調査データをもとにNHKが分析したところ11年前は蚊の捕獲数のピークは8月後半だった。それが、去年の場合はピークが9月後半に移っている。去年の夏もことしと同様、記録的な高温だった。専門家は夏場の猛暑で蚊の活動が鈍り9月以降に活発化したと指摘。ことしもこの先注意が必要だ。

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三千里薬品 二子玉川店世田谷区(東京)中区(神奈川)害虫防除技術研究所横浜市横浜市衛生研究所
専門家に聞く 蚊から身を守るには

害虫防除技術研究所・白井良和所長が蚊から身を守る方法を解説。まず基本的なところだが、家の周りの水たまり、幼虫が発生しやすい。それから茂みが多い所も蚊が集まりやすいのでこういった場所はできるかぎり作らないようにすることが重要だという。また蚊は暗い色の服に集まりやすいので、それよりも白など明るい服にすること、ぴったりよりもゆったりとしたサイズを身に着けると蚊に刺されるのを防げるという。最近、トレンドとしてはゆったりめがはやっていると聞いたことがあるので、そういった服が合っている。またうちわ、小型扇風機の活用とあるが風を肌に当て続ける。当てることによって蚊が吹き飛ばされる。体重が2ミリグラムほどしかないのでこういった対策もあるという。最後に体を清潔にとあるが蚊は顔の皮脂足のにおいのもとに寄ってくる。顔の皮脂にも来るので、外出したあとなどは体、全身をきれいにすることで刺されにくくなるという。こういったことを参考にしてまだ続きます残暑の蚊をぜひ乗り切ってほしい。

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害虫防除技術研究所白井良和
富士山 夏山シーズン終了

通行料の徴収やゲートの設置など山梨県側で新たな規制が導入された富士山のことしの夏山シーズンはきょう最終日を迎えた。山梨県側、富士山の5合目では午前中、霧に包まれたが最後の夏山登山を楽しもうと多くの人が訪れた。富士山の山梨県側ではことし初めて5合目にゲートが設置され1人2000円の通行料を徴収したうえで混雑防止のため一日当たりの登山者を4000人までとしいわゆる弾丸登山対策として午後4時から翌日の午前3時まではゲートを閉鎖する登山規制を導入した。そして午後4時、ゲートが閉められた。県によるとことしの夏山シーズンに5合目のゲートの通過が許可された人は合わせて14万1400人で一日当たりで最も多かったのは今月7日の3382人とシーズン中一日の上限4000人に達した日はなかったという。

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富士山山梨県
フェンシング金 松山選手 表敬訪問

パリオリンピックのフェンシング男子フルーレ団体で金メダルを獲得した松山恭助選手が出身地の東京・台東区役所を表敬訪問し、大きな歓声と拍手で迎えられた。パリオリンピックで松山選手がキャプテンを務めた男子フルーレ団体ではこの種目で初の金メダルを獲得した。台東区の服部区長と面会した松山選手は地元での競技の普及に向けて「台東区でフェンシングできる場所ができれば」希望を伝えた。

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パリオリンピック台東区役所台東区(東京)服部征夫松山恭助
(気象情報)
気象情報

関東の気象情報を伝えた。

(ニュース)
自殺予防週間「生きろ」と伝える書店 親子の物語

きょうから自殺予防週間が始まった。吉祥寺の書店には生きづらさを感じている人たちに読んでほしい本を集めたコーナーが設けられている。自殺する人が年間2万人を超える中、生きろ!というメッセージを届けたいと設けられた。命の大切さを伝える絵本など100冊余りの本が並べられている。コーナーには、訪れた人に救われた本について聞くアンケートが置かれている。寄せられたアンケートの中には「息子が生きづらさを感じていたときに本の思い出に救われた」という母親の心境がつづられていた。アンケートを書いた岡田陽子さんの思い出の本は一人息子の長男が幼かったときに読み聞かせをした絵本。34歳のときに長男を出産した岡田さんは保育士をしながら子育てする中、少しでも親子の時間を作ろうと始めたのが寝る前の読み聞かせだった。アンケートに記入したのが「もりのなか」という絵本。主人公の男の子が森の中でさまざまな動物と出会って仲よくなる物語だ。物語の終盤、父親が男の子を迎えに来た場面で当時2歳だった長男が感情をあらわにした。

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もりのなかクレヨンハウス吉祥寺(東京)

岡田さんが「もりのなか」の絵本の存在を思い出したのは長男が大学生だった6年前。1人暮らしを始めた長男の岳が環境の変化に悩むようになり大学に通えなくなった。SNSでメッセージを送っても連絡がつかない日々が続き実家に連れ戻した。しかし長男は部屋から出ることもできず体重も10キロほど落ちて大学を休学することになった。長男との向き合い方に悩んでいたとき手に取ったのが、あの絵本だった。物語を聞いて涙を流した長男の姿を思い出し信じて見守ろうと決意した。長男の岳さんはカウンセリングを受ける中で1人で抱え込む性格を自覚するようになった。岡田さんが信じてくれる気持ちを感じ、気分が落ち込む前に相談できるようになった。今では週5日、働けるようになった。思い出の絵本に救われた岡田さんは今、暮らしている栃木県にある地域の図書スペースに、吉祥寺の書店と同じコーナーを作った。生きづらさを抱える人たちに大丈夫だよと伝えたいと岡田さんの願いが込められている。この吉祥寺の書店の特設コーナーは今月いっぱいまでの予定。一方、岡田さんは今後、地元の小学校を回ってコーナーに並べている絵本の読み聞かせを行いたいと話した。

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もりのなか吉祥寺(東京)那須町(栃木)
もうすぐ秋山シーズン 登山の“道迷い” なぜ?防ぐには?

もうすぐ秋山シーズン。気をつけたいのが山での遭難。原因として転落や滑落などがあるが最近特に目立っているのが途中で道に迷ってしまういわゆる道迷い。どのように起こるのか、そしてどう防げばいいか取材した。ことし7月、長野県警の山岳遭難救助隊がSNSで公開した動画。道迷いの末、遭難し救助された50代の男性にその経緯を聞いている。動画公開のねらいは判断を誤ると誰でも道迷いに陥ることを知ってほしいと考えたから。男性はことし6月、1人で木曽駒ヶ岳から将棊頭山を縦走する日帰り登山に出かけた。登山歴は9か月、日本アルプスでの登山は初めてだった。道迷いのきっかけは計画していたルートを急きょ変更したことだった。ところが変更したルートには予想外に雪が積もっていた。歩くのが難しく体力を消耗した結果、身動きが取れなくなった。また男性は山選びの方法にも問題があったと考えている。今回の登山は登山者どうしが情報交換を行うSNSのアプリで他人が投稿した内容をそのまままねて計画を立てた。県警もSNSだけに頼らずさまざまな方法で情報を入手し自分の実力に合った山を選ぶことが重要だと指摘する。

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将棊頭山木曽駒ヶ岳長野県警察

どのように自分の体力や技術に合った山を選べばいいのか。安全な登山のための啓発活動などを行っている長野県山岳総合センターに聞いた。センターが作成した資料を読むと長野県内の一般的な登山道123ルートについて自分の体力や登山技術と比較して選ぶことができるようになっている。さらに、これからの秋山シーズンでは遭難に備えて夏山よりも手厚い準備が必要になる。足りなかった装備は主に2つ。秋山では場所や時期によってはうっすらと雪が積もる。そのため、より多くの防寒具を用意しておくこと。そして雪道を歩くことを想定してアイゼンも必要だ。自分に合った山選びに活用できるものとして紹介した信州山のグレーディングは、スポーツ用品店や登山口などで配布され、長野県のホームページでも公開されている。

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大町(長野)長野県山岳総合センター
STOP詐欺被害!私たちはだまされない
“優先して捜査する”に注意

きょうは大田区や足立区、八王子市などに特殊詐欺の電話がかかってきている。先月、さいたま市に住む60代の女性の自宅に警察官を名乗る男からあなたの名義で携帯電話が勝手に契約されている。優先して捜査するので名前と口座番号などを教えてほしいという電話がかかってきた。さらに警察官を名乗る別の男からも電話があり「あなたの口座のお金を守るため早く別の口座に移したほうがいい」と言ってきた。話を信じた女性は指示された金融機関のATMに出向き、お金を振り込んでしまいおよそ430万円をだまし取られてしまった。警察官から優先して捜査すると言われると頼りたくなる気持ちになるのも無理はない。しかし警察がお金を送るよう指示したうえで優先して捜査するということは絶対にない。電話でお金を要求されたときは詐欺を疑い家族や警察に相談を。

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さいたま市(埼玉)八王子市(東京)大田区(東京)足立区(東京)
(ニュース)
速やかに落書き消す協定

渋谷区は落書き行為を条例で禁止しているが、渋谷駅では被害が相次いでいる。落書きを消すには電柱を管理する企業との間で手続きが必要で調整に時間がかかるという。区ではあらかじめ協定を結ぶことを決め今月から特に落書きの多い一部の地域では事前の手続きを省略して作業に取りかかれるようになった。渋谷区の担当者は区が落書きを認めないという姿勢を示し景観を保っていきたいと話している。

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渋谷区渋谷区(東京)
都市公園 原則禁煙へ

川崎市は受動喫煙への対策を強化するため、すべての都市公園について原則、全面的に禁煙とする方針を公表した。違反した場合は最大で5万円の過料の対象となるという。多摩区の生田緑地など管理者が常駐する18か所は分煙とすることが可能だとしている。市がアンケートを行ったところ子育て中で、たばこのポイ捨てに恐怖を感じるなどという声が寄せられていた。市は公園で禁止する行為に喫煙を盛り込む条例の改正案を12月の市議会に提出し来年4月から実施したいとしている。

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多摩区(神奈川)川崎市生田緑地登戸台和公園
おでかけ しゅと犬くん
中継 NHK放送センター

渋谷のNHK放送センターから中継。視聴者から送られたしゅと犬くんのぬりえを紹介。秋のぬりえのテーマを紹介した。

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NHK放送センター渋谷(東京)
(気象情報)
気象情報

関東の気象情報を伝えた。

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さいたま(埼玉)
(エンディング)
エンディングトーク

きょうは蚊の対策について伝えた、これからも対策をしっかりしていきたいと話した。この後はニュース7。

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