東京都内のドラッグストアではあるジャンルの商品の売れ方が以前と少し変わってきているということなのだ。その商品とは虫刺されの代表格、蚊の対策グッズ。店によるとこれらの商品がよく売れるのは例年ですと8月ごろだが、ことしは9月に入っても客が次々と買い求めている。横浜市衛生研究所は蚊が媒介する感染症を防ぐため蚊の種類や数を調べ続けている。人の息に見立てたドライアイスや汗の成分に似た薬剤などで蚊を引き付けるわなを市内22か所で2週間ごとに設置している。横浜市が公表している調査データをもとにNHKが分析したところ11年前は蚊の捕獲数のピークは8月後半だった。それが、去年の場合はピークが9月後半に移っている。去年の夏もことしと同様、記録的な高温だった。専門家は夏場の猛暑で蚊の活動が鈍り9月以降に活発化したと指摘。ことしもこの先注意が必要だ。