肥料価格の上昇によって食料品の価格が上昇する懸念も出てきている。世界での貿易の不安定化などによって日本では肥料の原料価格が上昇傾向にある。農林水産省によると、ほとんどを輸入に頼っているりん安は過去10年平均価格が1tあたり約7万6000円だったが、現在は約12万6000円に上昇している。世界銀行などは8日、肥料価格などの急騰により食料価格の上昇と食料不安が生じる事態は避けられないとの声明を発表した。国連食糧農業機関が発表した3月の食料価格は前月比で砂糖が7.2%、植物油が5.1%、小麦が4.3%上昇した。(ロイター)。小原農園・小原英行さんは出荷する小松菜の値上げについては「価格転嫁はためらっている」と話している。国内では4月に約2800品目の食品が値上げされた。帝国データバンクによると、夏以降は電力・燃料コスト、食用油で世界的な逼迫が予想され、幅広い飲食料品を対象に今年後半に値上げラッシュが再燃する可能性がある。
